住宅ローン,借り換え

旧住宅金融公庫のステップ返済

旧住宅金融公庫のローンは固定金利型で、当時の銀行住宅ローンの固定金利と比較すると適用金利が低いということもあり、住宅ローンというとほとんどの方が、住宅金融公庫の住宅ローンを利用していました。しかしこの住宅ローンは、11年目以降に金利がほぼ2倍に跳ね上がるという、今から考えると非常に危険なローンでもありました。つまり当初10年間は2.0%だった金利が11年目以降から4%台になるという感じです。 これはステップ返済と言われるものですが、旧住宅金融公庫の住宅ローンにはステップ返済のほかにもっと強力な「ゆとり返済」型の住宅ローンもあります。こちらは、当初5年間、返済当初の負担を軽減する目的で、ステップ返済よりも低い金利設定にしてあるのですが、6年目からは一気に金利が上がるという代物でした。この2種類の住宅ローンよって自己破産に追い込まれた方が数多く存在し、現在はどちらのローンも廃止されていますが、現在でもこのローンを返済し続けている方はいるわけです。 当時は銀行の住宅ローンにはユーザーを惹きつけるような商品がありませんでしたので、住宅ローン市場はこの公的ローンがほぼ独占状態であったわけです。住宅ローンの選択肢が少なかったことから、今ではとても考えられないような住宅ローンを選ばざるを得なかったということです。 公的ローンであっても勿論借り換えは可能です。1997年以降に住公の住宅ローンを利用している方は、一日でも早く借り換えを実施していただきたいところです。心配されるのは、健康状態から新たに借り換えローンの融資を受けられない方がいるかもしれないという点です。ただし諦めず、まず金融機関に相談は実施してみてください。